感染症情報2021

◆ 感染症情報 2021年 ◆
7月 8月 9月 10月 11月 12月
1月 2月 3月 4月 5月 6月

12月 南アフリカ周辺からヨーロッパ各地に新しいCOVID-19(新型コロナ)の変異株が急速に拡大しつつあり、日本でも海外からの入国停止の措置が取られました。オミクロンと呼ばれる変異株は感染力が強いようで厳重な注意が必要でしょう。日本周辺の国でも再拡大しつつあり、ワクチンが急がれます。急な発熱のお子さんが増加傾向にあります。気管支(肺)炎の方も目立ちますので、早めに受診しましょう。感染性胃腸炎も散見されます。インフルエンザワクチンを開始しました。コロナワクチンと続けてはできないので、早めに受けるようにしましょう。

11月 COVID-19(新型コロナ)の流行は減少傾向にありますが、世界規模では新たな変異株の流行地域もあり、なお注意が必要です。できるだけワクチンを受けるようにしましょう。発熱や咳などを伴うお子さんが増加傾向にあります。長引いて気管支(肺)炎になる方もいますので、早めに受診しましょう。ノロウィルスによる感染性胃腸炎も散見されます。感染力が強いので要注意です。インフルエンザワクチンを開始しました。昨年はほとんど流行がなかったため、免疫力の低い乳幼児では重症化する恐れがあるので、できるだけワクチンを受けるようにしましょう。

10月 COVID-19(新型コロナ)の流行は全国的に収束傾向にありますが、愛媛県では連日新規の感染者が発生しており、注意が必要です。多人数での飲酒を伴った歓談等は控えるべきでしょう。秋になって一般の感染症は少なくなっていますが、気温の寒暖差が大きいと喘息等のアレルギー症状も出やすいので要注意です。おたふく風邪が散見されています。ムンプス難聴を引き起こす場合もありますので、ワクチンを早めに受けるようにしましょう。インフルエンザワクチンの予約を始めました。

9月 COVID-19(新型コロナ)の流行は首都圏から地方都市にも広がり、収まる気配もありません。急速な流行拡大のために病院のベッドが不足し、自宅療養患者は増える一方です。愛媛県でもクラスターが報告されており、感染しないように、ご自分で判断して行動すべきでしょう。乳幼児でのRSウィルス感染はピークを過ぎたようです。パラインフルエンザウィルス3型の流行も下火になってきました。猛暑が過ぎて気温や気圧が変動しやすくなると、喘息も起こりやすくなります。アレルギーのある方は注意しましょう。

8月 COVID-19(新型コロナ)は感染力の強い変異株が2〜40代を中心に首都圏で急速に再拡大しつつあります。愛媛県でも感染が再拡大しつつあり、警戒レベルが引き上げられました。引き続き感染防止対策が求められます。乳幼児でRSウィルスが大流行しています。熱と咳がひどくて眠れなかったりして、感染力も強いので要注意です。発熱が続く乳幼児でパラインフルエンザウィルス3型が高率に検出されました。高熱で全身状態が悪化するお子さんも見られます。食事ができず、グッタリするようであれば検査や点滴なども必要となるので、早めに受診するようにしましょう。

7月 COVID-19(新型コロナ)は感染力の強い変異株が2〜30代を中心に首都圏で急速に再拡大しつつあります。愛媛県では感染が落ち着き6月22日から感染警戒期に移行しましたが、引き続き感染防止対策が求められています。県内の保育所や幼稚園を中心に高熱が続く感染症が多発しています。RSウィルスやパラインフルエンザウィルス3型が検出されており、全身状態が悪化するお子さんも見られます。食事ができず、グッタリするようであれば検査や点滴なども必要となるので、早めに受診するようにしましょう。

6月 COVID-19(新型コロナ)ワクチン接種が始まりました。早急に幅広い年齢層で接種して流行を押さえ込みたいものです。都会では非常事態宣言が続いていますので、多人数大声での歓談を避けるなど油断しないようにしましょう。アデノウィルスや溶連菌などが増加傾向にあります。感染性胃腸炎は多くはありませんが、夏日が増えて冷たい飲み物や火が通っていない食物など、食品管理にも注意しましょう。気温の上昇が激しいので、熱中症や脱水にも気をつけましょう。

5月 COVID-19(新型コロナ)感染が各地で急速に蔓延して重症患者用ベッドや医療従事者が足りず、救急の現場は困難を極めています。若い方が2〜3日で重症化する例もあり、多人数での会食や大声での歓談を避けるなど、厳重な自己管理が必要です。小児でも発熱の患者さんが増加傾向にあります。アデノウィルスや溶連菌が検出されています。ノロウィルスによる感染性胃腸炎も引き続き多発しています。つい感染症に気を取られるますが、定期の予防接種は期限内に(無料の間に)受けるようにしましょう。

4月 各地でCOVID-19(新型コロナ)感染が増加傾向にあり、第4波の流行が危惧されます。感染力の強い変異型が増加して、大流行になる恐れがあります。若い人は軽症でも、家庭や学校、職場などで遷した方は重症になる恐れもあります。多人数での会食や大声での歓談を避けるなど、気を緩めないようにしましょう。一部で溶連菌感染が散発しています。ノロウィルスによる感染性胃腸炎が目立ち、重症化した方もいます。ヒノキの花粉症が続いています。じんましんや湿疹なども増加しています。アレルゲン検査をして治療が必要な方もおられます。

3月 一部の地域で非常事態宣言は解除されましたが、COVID-19(新型コロナ)感染は全国的に流行が続いています。変異型が多くなり感染力も強くなる恐れがあります。多人数や大声での飲食を避けるなど、自律的な行動が求められます。溶連菌感染が増加傾向にあります。ノロウィルスによる感染性胃腸炎も増えています。花粉症が悪化している方が目立ちます。昨年よりもかなり症状が強いので、早めに検査や治療を受けましょう(舌下免疫療法も行っています)じんましんや湿疹なども増加気味です。

2月 非常事態宣言が発令されて、COVID-19(新型コロナ)がやや頭打ちの傾向が見られるようになりました。それでも、世界的に変異株の流行が相次いでいますので、厳重注意が必要です。ワクチン接種が急がれます。一般的な感染症は多くはありません。気管支炎や感染性胃腸炎が散見されます。花粉症の患者さんも来院されるようになりました。くしゃみや鼻づまり、咳などがひどい方は、早めに治療を受けましょう。じんましんや湿疹などアレルギーの関与が疑われる方が目立ちます。必要な検査を受けて、食事や離乳食の相談も可能です。(アレルギー外来)

1月 COVID-19(新型コロナ)ウィルスの流行は都会を中心に危機的なレベルになっています。きっと自分たちは大丈夫という根拠のない思い込みがあるようです。新型コロナでの死亡例の増加だけでなく、心筋梗塞や脳出血などでの死亡例も増えています。小児での感染症はそれほど多くはありませんが気温が下がると冬場のウィルス感染症の増加が心配されます。体力が落ちないように、睡眠と食事を規則的に取るようにしましょう。手洗いとうがい、マスク着用をして三蜜を避けるようにしましょう。